ワールドメイトが教祖を賞賛するのがマインドコントロール?
教祖の悪口を奨励する宗教団体などあるというのでしょうか?
また、Nさんの陳述書には、「ワールドメイトが教祖を賞賛するのは、マインドコントロールである」という主張があります。
実におかしな主張だと思います。果たして、教祖の悪口を奨励する宗教団体があるのでしょうか?
==========以下、引用==========
36頁から38頁におけるNさんの主張について、いかなる宗教団体であれ、教祖や幹部、また先輩や目上の人物を悪く言うように教える宗教団体はないのではないでしょうか。
当教団では、深見教祖のことを超越した神人であり、また同時に、宇宙の根源神と私たち人間との仲取り持ちをして下さる、最高の神職であるととらえています。ですから、深見教祖を讃えることは、極めて自然なことであると考えます。そもそも、教祖や開祖の宗教的偉大さを讃えることを否定する宗教が存在するのでしょうか。キリスト教、イスラム教、仏教をはじめ、他の全ての宗教においても、宗祖の偉大さを讃え続けていることは明白です。また、いかなる宗教であっても、教祖や目上の人に対してはもちろん、他人をわけもなく誹謗することは良くないこととして戒めているのではないでしょうか。これは宗教的な教学以前の、社会常識に属することであると言えます。
(ワールドメイト陳述書② 21頁)
百歩譲って、そうした価値観の宗教団体が気に入らないというのであれば、退会すれば済むことです。当教団では、退会すると祟りがあるというような脅かしは一切しておりません。退会を希望する方がいた場合、誤解や行き違いがないよう一応の説明をすることはありますが、まず第一に、本人の意思を尊重します。退会したから不幸になると脅すようなことは一切ありませんし、退会後に追いかけていって脅すこともありません。そもそも当教団は、「脅かしや強制で信仰を強要するのは、宗教的に正しいあり方ではない」と考えています。Nさん自身も自らの意思で自由に入会され、自らの判断で自由に退会したのです。いったい何をもって、どのようにマインドコントロールされたと主張しているのか、全く理解に苦しむ次第です。
( 同上 )
==========引用終わり==========
正論、というより社会常識の範疇だと思います。
また、事実として、自由で民主的な宗風を重んじるワールドメイトは、マインドコントロールなどの概念から、一番遠い団体だと、確信を持って言えます。入会も自由、退会も自由。参加するもしないも自由であり、ノルマや強制が一切ないことを、私は身をもって知っています。
ところで、「マインドコントロールとは何か」という定義は、学術的にまだ確立されていません。取り方を工夫すれば、あらゆる教育や宗教が、マインドコントロールとこじつけて分類されてしまうでしょうが、そんな馬鹿な話はありません。結局、諸説紛々として、結論が出ていないのです。まして、「教祖を賞賛したらマインドコントロールだ」というロジックと言うのは、最も極論に類する説によっても、承服されることはないでしょう。私は、ここまで来ると、本当にワールドメイトを貶めるための論を展開しているのだな、と思いながら読みました。